フランチャイズ業者ランキング【ハウスクリーニング編】
これからハウスクリーニング店オーナーとして独立したい方のために、おすすめのフランチャイズ業者をランキング形式で紹介します。
ハウスクリーニングは、少子高齢化や共働き家庭の増加などによって市場規模が拡大し続けている業界です。無在庫・無店舗で開業でき、未経験から独立するオーナーが多い点も魅力のひとつです。
簡単な業界情報もご紹介していますので、是非参考にしてください。
1位 おそうじ革命
おそうじ革命の特徴
- オリコン顧客満足度調査の「ハウスクリーニング」ランキングで2020年、2021年の2年連続1位獲得
- 充実した研修内容と本部の顧客紹介・集客サポートがあり、お客様のリピート率80%以上を誇る
- 最短2ヶ月~最長1年間の研修期間に合わせた開業3プランを用意
- 多くのオーナーが独立1年目に年商500万円を達成、600万円以上のオーナーも多数
- 創業以来、独立開業したオーナーは200人以上、そのほとんどがハウスクリーニング未経験
2位 おそうじ本舗
おそうじ本舗の特徴
- フランチャイズ店舗が全国に1,500店舗以上あり、平均月収は約111万円を実現
- テレビCMなど広告展開を実施しているため知名度が高く、単価の高い一般家庭からの依頼が多い
- 開業後のサポートが手厚く、数多くの顧客紹介や先輩オーナーからの教育支援が受けられる
- 営業や経営などの座学と、掃除の基礎や現場での実践研修など実技をバランスよく教えてくれる
- 一都三県限定ながら、固定ロイヤリティ0円の従量制プランがある
3位 ベアーズ
ベアーズの特徴
- 家事代行業として高い実績を持つベアーズの知名度を利用できる
- 業界最大級の500社以上の企業が、福利厚生サービスとしてベアーズと提携している
- 最長90日間におよぶ研修で、基礎や実技を徹底的に身につける
- 平均顧客単価は4万円台後半。高価格でも依頼が途切れない技術力がある
- 制服や名刺、営業車のラッピング、オリジナルグッズ・販売支援ツール等の提供を受けられる
フランチャイズ業界分析~ハウスクリーニング~

フランチャイズでハウスクリーニングを始めるにあたって、まずはその業界全体のことを知って、今後の経営や収益につなげていきたいですよね。ここではハウスクリーニング業界の様々なデータから、業界全体を分析してみます。
データで知るハウスクリーニング業界
- 業界規模
- 約900億円
- 伸び率
- +28.5%
- 収益性
- 約80%
- 平均年収
- 500万~1,000万円
- 全国の店舗数
- おそうじ革命:216店舗、おそうじ本舗:1,554店舗、ベアーズ:160店舗
ハウスクリーニング業界は伸び率が高く、これからも市場規模は拡大を続けると見込まれています。
開業にあたって資格や届け出などが不要で、無店舗、無在庫、一人で開業可能という始めやすさが魅力です。
収益性は、およそ80%。ほかのフランチャイズと比較してずば抜けて高い数値になっています。これは、もっとも原価の高い経費が人件費だから。自分一人で独立開業するのであれば、この収益性も納得です。
次に高い経費はロイヤリティ。洗剤などの消耗品代は、実はそれほど高くありません。ロイヤリティは固定タイプと売上連動タイプがあるため、加盟するフランチャイズチェーンの規定をしっかり確認しましょう。
平均年収は500万円から1,000万円とかなり幅が広くなっています。これは「1日に何件仕事を受けるか」「月に何日働くか」「スタッフを雇っているかどうか」などによってかなり左右されるためです。ハウスクリーニングのフランチャイズは、自分で働き方を決められることも魅力のひとつですから、目指す年収に合わせて働く日数を決めてもいいですね。
仮に、12,000円のハウスクリーニングを1日に4件行い、月に20日働いた場合、以下のような年収になります。
- 年収シミュレーション例
- 売上12,000円×4件×20日=960,000円/月
- 支出ロイヤリティ60,000円+消耗品代60,000円+宣伝費120,000円=240,000円/月
- 利益960,000円-240,000円=720,000円/月
- 年収720,000円×12=8,640,000円
ハウスクリーニング業界のこれから
ハウスクリーニング業界は、市場規模の拡大が見込まれており、将来は1兆5,000億円にまでなると言われています。

その理由は、以下の4つです。
- 超高齢化社会
- 2025年には、国民の4人に1人が75歳以上の高齢者になると言われています。高齢になると思うように身体が動かず、家の中でもちょっとしたものに躓いて転倒してしまう、といったリスクが増えます。そのためには片付け・掃除が欠かせませんが、加齢によってそれが追い付かない状態になりやすいです。
- 共働き世帯の増加
- 1997年以降、共働き世帯は増加しており、男性雇用者と専業主婦から成る世帯数を上回っています。それまで家事を担当することの多かった女性がフルタイムで働くことによって、家事に割く時間が減ってしまいます。必然的に、掃除をする時間も減少してしまうのです。
- 未婚率の増加
- 2040年には人口の約4割が単身者になる、というデータがあります(「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」(2018(平成30)年推計)(国立社会保障・人口問題研究所))。単身者の多くは生活のために遅くまで働いており、掃除に時間を割くことが難しくなっています。
- コロナ禍における意識の変化
- コロナ禍による「おうち時間」の増加や衛生面の意識向上なども、ハウスクリーニング業界が拡大を続ける理由のひとつです。家にいる時間が長くなったことで、「家の中を清潔に保ちたい」気持ちを持つ人が増えました。また、ウィルスへの注目から、ハウスダストや花粉などのアレルギーに対しても意識が向いています。
ハウスクリーニングの利用者は一度依頼して気に入れば同じ店舗・人を利用し続けることが多いため、固定客をつかみやすく、収入も安定しやすい傾向にあります。
とはいえ、まったくのゼロから開業すると集客が難しいことも事実です。
ハウスクリーニングのフランチャイズは、既存企業の知名度を活かして集客し、安定した収入を得られるようになりやすいと言えます。